陽だまりの散歩道

毎日のちょっとした出来事、感じたことを気ままにつづります。

ワールドカップ ポーランド戦の真実(2)

あの試合の裏で行われていたグループリーグの試合結果によって、

日本が決勝トーナメントに進めるかどうか決まるわけですが、

槙野選手自身は、試合会場にある大きなプレビュー画面に

スマホを見ている観客が映り、そのスマホに一瞬だけ映し出された

”日本決勝T進出”という文字を見て、状況を悟ったそうです。

西野監督もフィールドでプレーしている選手に

伝えるという意味でもあのとき長谷部選手を途中で投入しましたが、

全員にはうまく伝わっていなかった様子。

指示されたのは「イエローカードを出すな」ということと、

「ボールを回せ」ということだったのですが、

特に前線にいた選手からすれば

”なんでボールを回さないんだ”という感じで混乱が生じたそうです。

 

自分たちの試合も見ながら一方の試合のことも

気に掛けていたため、西野監督もかなりパニクってたよう。

ボール回しを始めた日本選手を見ながら

槙野選手は「これでいいんですよね?」と

監督に聞いたら、西野監督は両手を広げるような格好で

「ふぁっ!?」と叫んだそうです。

どっちつかずの返答にたじろぎながらも、

これはきっとOKというサインなんだろうと

解釈したと槙野選手は話し、会場内は沸き上がりました。

 

また、ロシアに現地入りしたときに

監督が「アグレッシブな試合にしよう」と選手に

語りかけたにも関わらず、今回の試合でそれが

できなかったため、ポーランド戦後、監督は

選手たちに頭を下げて謝ったそうです。

また、あの戦術に批判の声もあることも承知の上で、

それでもみんなを納得させるには

次の試合は何が何でも勝つしかない、と話していたそうです。

 

ネットでもテレビでも賛否両論を賑したあの試合の中で

そんな舞台裏があったことを初めて知り、

批判的だった自分も少し見方が変わりました。

見えないところでもいろんなドラマがあるんだなぁと

実感した瞬間でもありました。

 その後のベルギー戦で悔しい思いをしましたが、

間違いなく歴史に残る、誇れる試合だったと思います。

 

今回イベントに参加したことで、ますます日本代表が身近に感じられ、

好きになりました。

今まで以上に応援したいと思います。

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お土産にもらったスマホフック。かっこ良すぎる。